「もしかして介護が必要かも?」と思ったら、まず知っておきたいこと
親の変化に気づいたとき、最初にすべき備えについて解説します!
親の様子が「少し変だな」と感じる瞬間は、誰にでも訪れます。
- 最近、同じ話を何度も繰り返す
- 料理や掃除など、以前できていたことができなくなってきた
- 転倒が増えた
- 外出時に道に迷うことがある
- お金の管理が不安になってきた
これらは、介護の入り口でよく見られる“初期の兆候”です。 「まだ大丈夫だろう」と思って放置すると、後から大きな負担になることがあります。
この記事では「介護の入口になるサイン」と「必要な対策」について解説します。
この記事の執筆者
当サイト運営会社代表:ガッツ鶴岡
同居していた母親の介護を体験。
母親が銀行の預金引き出し時に、何度も「パスワードロック」になったのをきっかけに「介護の必要性」を感じるようになる。その後、母親が10日間入院。退院後に状況が急激に悪化し、深夜の徘徊などを体験。
この記事を見てわかること
1. 親に現れやすい「介護の初期サイン」がわかる
同じ話を繰り返す、転倒が増える、料理ができなくなるなど、 介護が必要になる前の“兆候”を具体的に理解できます。
2. 放置すると起こるリスク(生活・健康・お金)がわかる
転倒・認知症の進行・介護離職・施設入所の急な必要性など、 早めに気づかないと家族が困るポイントが整理されています。
3. 認知症になると「お金」と「家」が動かせなくなる理由がわかる
- 親の銀行口座が引き出せなくなる
- 家が売れなくなる など、認知症による資産管理の制約を理解できます。
4.親の介護費用が大きな負担になることがわかる
平均的に相当な金額を負担することになります。
5. 最初に何をすればいいか(具体的な行動)がわかる
地域包括支援センターへの相談、家族信託・成年後見など、 今日からできる備えと相談先が明確になります。
1. もしかして「介護」が必要かも?と思ったあなたへ
親の様子が「少し変だな」と感じる瞬間は、誰にでも訪れます。
- 最近、同じ話を何度も繰り返す
- 料理や掃除など、以前できていたことができなくなってきた
- 転倒が増えた
- 外出時に道に迷うことがある
- お金の管理が不安になってきた
これらは、介護の入り口でよく見られる“初期の兆候”です。 「まだ大丈夫だろう」と思って放置すると、後から大きな負担になることがあります。
2. 介護が必要な人に見られる代表的な兆候
ここでは、介護が必要になる前に多くの人に現れる“典型的な変化”を整理します。

● ① 身体の衰え
- 転倒が増える
- 立ち上がりがゆっくりになる
- 歩行が不安定になる
- 料理・掃除・洗濯が負担になる
→ 要介護1〜2の入り口
● ② 認知機能の低下
- 同じ質問を繰り返す
- 約束を忘れる
- 財布や鍵をよく失くす
- 買い物で必要なものを買い忘れる
→ 認知症の初期症状の可能性
● ③ お金の管理が難しくなる
- 通帳の記帳ができない
- ATMの操作が不安
- 詐欺に巻き込まれそうになる
- 光熱費の支払い漏れが増える
→ 家族が早めに対策すべき領域
● ④ 生活の質が下がる
- 食事が偏る
- 服装が季節に合わない
- ゴミが溜まる
- 外出が減る
→ 自宅での生活が危険になる前兆
3. 放っておいた場合のデメリット
「まだ大丈夫」と思って様子を見ていると、次のような問題が起こります。特に認知症になった場合、「お金」の問題は深刻になります。
① 転倒・骨折のリスクが急上昇
高齢者の骨折は、そのまま要介護度の上昇につながります。
② 認知症が進行し、判断力が低下
早期対応が遅れると、家族の負担が一気に増えます。①のような転倒・骨折などにより一時的にでも動けなくなったりすると特に進行が早まるケースがあります。
③ お金の管理ができなくなる
- 預金が引き出せない
- 介護費用が支払えない
- 詐欺被害
- 光熱費の滞納
→ 家族信託・成年後見などの対策が必要になる
④ 介護者の負担が急増
仕事・家庭・介護の両立が難しくなり、介護離職のリスクも。
⑤ 施設入所が“急に必要”になる
準備不足だと、希望する施設に入れないこともあります。
⑥ 認知症になると「親のお金」が使えなくなる
認知症が進行すると、銀行は「本人の判断能力が不十分」と判断し、 家族であっても口座からお金を引き出せなくなることがあります。
- 窓口での引き出しが拒否される
- 定期預金の解約ができない
- 名義変更ができない
これは銀行側のルール*であり、 家族が困っていても例外は認められません。
*銀行のHPもあわせてご確認ください
→ 介護費用・施設入所費用の支払いが滞るリスクがあります。
⑦ 認知症になると「家が売りにくくなる」
親名義の家を売るには、 本人の「売却に対する理解と同意」が必須です。
しかし認知症が進むと、
- 売却の意味を理解できない
- 契約内容を判断できない
とみなされ、 不動産会社や司法書士が契約を進められなくなります。
その結果:
- 空き家のまま固定資産税だけがかかる
- 施設入所費用の捻出ができない
- 相続時にトラブルになる
という問題が起こります。
4. 解決策:まずは「地域包括支援センター」へ相談
介護の入り口で最も大切なのは、早めに専門機関へ相談することです。
地域包括支援センターは、 高齢者の生活・介護・認知症・お金の相談まで、すべて無料で対応してくれます。
● 地域包括支援センターでできること
- 介護保険の申請
- 要介護認定のサポート
- 自宅で使える介護サービスの紹介
- 認知症の相談
- 施設入所の相談
- 家族の負担軽減の提案
「まだ介護が始まっていない段階」でも相談できます。⇒詳細記事はこちら
5. お金の管理が心配な人へ
介護が始まると、お金の管理が最初の大きな問題になります。
公益財団法人:生命保険文化センターの統計*によると、介護期間は「平均4年7か月」、一時的な金銭的な負担「平均47.2万円」、月々の金銭的な負担「平均9万円」となっています。
*出典URL:https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1116.html
- 親が通帳をなくす
- ATMの操作ができない
- 詐欺に巻き込まれそう
- 認知症で判断力が低下
- 介護費用の支払いが不安
- 施設入所の初期費用が必要
こうした問題を防ぐために、 家族信託・成年後見制度・資産管理サービスなどの対策があります。
● 家族信託(おすすめ)
親が認知症になっても、 家族が代わりにお金を管理できる仕組みです。
- 口座凍結を防げる
- 介護費用をスムーズに支払える
- 詐欺被害を防げる
- 施設入所の準備がしやすい
● 成年後見制度
判断力が低下した後の法的な支援制度。
● 見守りサービス(軽度向け)
お金の管理が不安な人は、生活の安全も不安になりやすい。
- GPS
- 見守りカメラ
- セコム・ALSOKの見守りサービス
6. 最後のまとめ
介護は「突然始まる」のではなく、 小さな変化から静かに始まります。
- 親の様子が少し気になる
- 生活が以前と違う
- お金の管理が不安
- 認知症かもしれない
そんなときは、 早めに次のような対応を進めましょう!
- まずは地域包括支援センターに電話
- お金の不安がある場合は家族信託などの対策を検討
- 生活の安全が不安なら見守りサービスを導入